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救急医療体制の整備(上尾中央病院)見学

ageocyuuou.JPG 高齢化の進展に加え、人口当たりの医師数が全国で1番少ない埼玉県。5年に1度の国勢調査で、10年ほど前までは沖縄県に次いで全国2番目に平均年齢の若い県でしたが、団塊の世代が多いため全国一で高齢化が進んでいます。中でも鴻巣市を含む県央地域では救急医療体制の整備が喫緊の課題となっています。県が示す第6次保健医療計画(H25~H29年)では病院のベット数を県内で1,502床増やす計画です。そこで、県央地域を支える上尾中央病院で救急医療の現状を見てきました。上尾市民の場合は病院も近く、医師数(常勤医師178名)・専門医・設備が整っているため救急車内からの病院紹介の問い合わせ連絡2回目以内に搬送され、1回目の問い合わせで6割程が搬送されるそうです。鴻巣市や北本市の場合には3~4回目の問い合わせから搬送されているとの事でした。1日あたりの救急車の受け入れは平均25台、最高60台で、搬送された方のうち3人に1人が入院しているそうです。鴻巣市では119番通報から病院到着まで平均49分もかかってしまっている現状です。*写真は救急車の到着口から最初に治療を受けるベット(5台)