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7月19日 次世代施設園芸拠点

30年7月 次世代施設園芸拠点①.JPG 30年7月 次世代施設園芸拠点②.JPG 30年7月 次世代施設園芸拠点③.JPG
埼玉県とイオングループが運営する大規模トマト農場(大玉トマト)を視察しました。この施設は農水省の「次世代施設園芸導入加速化支援事業」の一つで、県農林総合研究センター(久喜市)のハウス内で室温や光合成に必要な二酸化炭素の濃度などをコンピューター端末で管理・制御するICTを活用しながら、年間を通じて安定したトマト収穫が可能な栽培技術です。平成28年春から生産を開始し、品質や収量が最も高まる生産技術を検証し、蓄積したノウハウを県内農家らに普及して県産トマトのブランド化を目指しています。一般的なトマト栽培は、1本の株を1年かけて生育し、春から夏にかけて果実を収穫しますが、この農場の「低段密植栽培」では4ヵ月間で生育し、収穫後は次の株に植え替えています。通年で高品質のトマト(桃太郎ヨーク)が生産でき、10アール当たりの収量も約7トンから約30トンまで増えるようです。また、年間を通じて赤く熟してから収穫され出荷されるトマトは24時間以内に関東圏の店頭に並ぶようです。県内のトマト農家さんに新しい技術の普及や販路開拓などを期待したいですね。