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11月27日 岡山県立和気閑谷高校

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寛文10年に設立し、来年は350周年を迎える岡山県立和気閑谷高等学校。地域との協働による高等学校教育改革推進事業、タブレット(Qubena)の導入の成果について視察しました。全国的な人口減から生徒数も少なくなる昨今、県立高校の再編整備は転換期を迎えています。岡山県教育委員会は令和5年度から第一学年の生徒数が100人を下回る状況が2年連続であった場合に再編成の対象となり、80人を下回る状況が2年連続であった場合は翌年度の生徒募集を停止するという全国唯一の実施計画を打ち出しています。生徒の自主自立を高める為の特色として論語を積極的に人づくりの柱にするべく教育に取り入れ『恕(じょ)』の精神を持って地域と協働する探究人に育成すること。また、魅力化推進協議会(コンソーシアム)、デュアルシステムカリキュラム(学校設定教科科目)、地域協働探究で長期就業体験実習を行うなど、多様化する社会に生徒たちが対応できる人材づくりに取り組んでいます。生徒全員にiPadをレンタルで支給し、生徒自らICT委員会を立ち上げ、授業や生活、勉強、動画作り、プレゼン資料の作成など先進的な取り組みをおこなっています。Qubena導入から2年が経ち、生徒たちの学力向上が実証されているようです。このシステムは問題と解答から個々の学力差や苦手な分野を個々に最適化して、生徒の弱点を克服するような問題の組み立てをクラウド上のAIが判断して配信されます。今はSHARPのBrain+など様々なサービスも出てきていますので、埼玉県へ導入も進めたいと感じました。